ピクノジェノールのパワーはアスピリンの5倍!?

アスピリン

血液中の血小板が固まって血栓ができると、心筋梗塞や脳卒中の原因となります。この血栓を予防する薬として広く使われていたのがアスピリンですが、ピクノジェノールにはその5倍のパワーがあると言われています。そんなピクノジェノールの力と嬉しい報告についてまとめました。

アスピリンの血小板凝集抑制効果

現在、解熱・鎮痛剤として使われている「アスピリン」は、20世紀後半には、血栓を予防する薬として広く使われていました。しかしながら、アスピリンを用いることで鼻血、皮下出血、潰瘍の出血などの出血時間が長引いてしまうという副作用がありました。他にも、胃腸内出血やぜんそく、皮膚反応などの副作用も見られました。また心臓疾患の患者さんは血圧を下げるACE阻害剤という薬を服用していることが多いのですが、アスピリンはこのACE阻害剤の効果を減少させてしまうという相互作用がありました。

ピクノジェノールの力

そこで比較の対象となったのがピクノジェノールでした。
ドイツの臨床実験で、ピクノジェノールとアスピリンの血小板凝集を軽減する力を比較しました。その結果、ピクノジェノール100mgの経口投与で、血液凝固を減少させることが出来ました。同じ効果をアスピリンで出すには、ピクノジェノールの5倍量に相当する500mgが必要だったということです。
しかも、アスピリンの投与で懸念される副作用についても大きな違いが見られました。ピクノジェノールには出血時間を長引かせることもなく、心臓疾患の患者さんが服用されるACE阻害剤の働きにも影響を与えることはありませんでした。

まとめ

ピクノジェノールが血小板凝集するというこの研究は発明として認められ、1998年に米国特許が与えられています。血小板凝集を抑える反面で副作用の懸念されるアスピリンに比べ、ピクノジェノールはそのわずか5分の1の量で同じ効果を発揮し、更には基本的に副作用の心配がないという安心成分です。海外で認められているピクノジェノールの力を、私達ももっともっと健康に役立てていくべきではないでしょうか。

2015年10月30日 カテゴリー: ピクノジェノールのパワーについて

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