活性酸素が肌にシミを作るまで。防ぐ方法はいかに?
お肌とカラダに起こる老化現象の大きな原因と言われる活性酸素。
ご存知でしょうか?
お肌にシミが出来ることも、活性酸素が大きな要因だと言われています。
活性酸素が肌にシミを作るメカニズムと、その予防法についてまとめました。
活性酸素とは?
シミを作る原因と言われている「活性酸素」とは何なのでしょう?
活性酸素とは、私たちのカラダを酸化、つまり錆びつかせる物質です。
お肌とカラダのあらゆる老化現象の原因と言われています。
体内の活性酸素が増えすぎると、細胞が酸化してしまいます。細胞にとって酸化とは、老化と同じことです。それゆえ近年、美容や健康の分野で、活性酸素を除去する「抗酸化」というキーワードが注目されているのです。
活性酸素がシミを作るまで
活性酸素はどのようにお肌にシミを作るのでしょうか。
●紫外線が活性酸素を増やす
一般的にシミの原因と言えば「紫外線」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
この紫外線が活性酸素を増やすのです。
活性酸素は、作られ過ぎたがために美容と健康の大敵として言われていますが、本来は、人間のカラダを守る大切な物質です。体内に入り込んだウイルスなどの外敵から細胞を守ってくれます。
紫外線には、私たちのカラダにとって有害な物質が多く含まれています。そのため、紫外線を浴びるとその害からカラダを守るために、大量の活性酸素が生まれます。
●メラニンが生まれる
こうして必要以上に作られた活性酸素が、細胞にダメージを与えます。これが細胞の酸化、つまり老化です。
この活性酸素からのダメージを緩和させてくれるのがメラノサイトという細胞です。
メラニン色素を作るとして知られています。
このメラノサイト・メラニン色素もシミの原因と言われていますが、これらは肌細胞を守る大切な物質なのです。
メラニン色素が、活性酸素から受けるダメージを一手に引き受けてくれているのです。日焼けすると肌が黒くなるのは、メラニン色素が紫外線からカラダを守ろうとしてくれた証なのです。
●新陳代謝の衰え
メラニン色素の働きで肌が黒くなったとしても、通常はターンオーバーと呼ばれる新陳代謝によって肌細胞を生まれ変わるので、やがて元の肌色へ戻ります。
ところが、あまりにもたくさんのメラニン色素が作られると、このターンオーバーが上手く機能せず、色素が残ってしまうことがあります。
これが「シミ」です。
若い頃は日焼けしてもいずれ戻っていたのが、年齢とともにシミとなって残りやすくなるのは、このターンオーバーの機能が衰えてしまうからです。
●過酸化脂質
もうひとつシミの原因として「過酸化脂質」というものがあります。
これは、活性酸素が脂質と結びついて出来るもので、これはカラダにとって有害です。
過酸化脂質は自然に体内から排出されにくく、どんどん体内に蓄積されます。そこにメラニン色素が集まってしまうと、シミの温床となってしまうのです。
活性酸素を増やさない
活性酸素が増える原因は、生活習慣が大きく関係しています。
紫外線だけでなく、タバコやストレス、テレビやパソコンから発せられる電磁波、過度の飲酒や過度な運動、暴飲暴食、大気汚染、食品添加物などにより、活性酸素は多く生み出されます。
自ら活性酸素を増やしていないか、日頃の生活習慣を見直してみてください。
紫外線対策はもちろん、タバコや過度の飲酒を控えることが出来るでしょう。
適度な運動は必要ですが、カラダに負荷がかかり過ぎてはいけません。
ストレスを解消する方法、リラックスする方法を考えてみてください。
普段口にしている食事は、食品添加物の多く含まれたものではありませんか?
暴飲暴食は様々な不調を招きます。
このように、まずは、活性酸素を増やしてしまわないよう、生活習慣の見直しから行ってみてください。
活性酸素を除去する
そうは言っても、なかなかこれら活性酸素を生み出す要因をすべて取り除くというのは難しいかもしれません。
忙しい毎日でストレスもたまります。
パソコンやスマートフォンなど電磁波を発するものたちは身近にあり過ぎて、それを断つことはなかなか難しいことです。
悪いとは分かりながら、出来合いのお弁当などで済ましてしまうこともあります。
どうしても飲みたい日だってあります。
大気汚染は自分たちではマスクをするくらいしか予防法はなく、完全に防ぐことは出来ません。
このように、私たちの日常は、どうしても活性酸素が多く作られてしまう環境にあるのです。
では、活性酸素が過剰に作られたならば、それを除去することは出来ないのでしょうか?
私たちのカラダにはもともと活性酸素を除去するためのシステムが備わっています。
活性酸素が発生しても、このシステムでしっかりとバランスが取れていれば、健康なお肌を維持することが出来ます。
ですが、活性酸素が過剰に作られ、このシステムの力では追いつかなくなってしまうことがあります。
更に、このシステムは年齢と共に衰えてしまいます。一般的に40歳前後から低下すると言われています。
そんな時、強い味方になるのが「抗酸化物質」です。
抗酸化物質とは、活性酸素を除去する力を持ったもののことです。
体内のシステムだけでは間に合わないのであれば、体外から抗酸化物質を補ってあげること、つまり活性酸素を取り除く手助けが必要です。
抗酸化物質には下のようなものがあります。
- ビタミンC
- ビタミンE
- ザクロ
- カロテノイド
- ポリフェノール
- アスタキサンチン
- 水素
- コエンザイムQ10
- ピクノジェノール
この中でも群を抜いて高い抗酸化力を誇るのが「ピクノジェノール」です。
ピクノジェノールは、ビタミンCの340倍、ビタミンEの170倍もの抗酸化力を持ち、更に、このビタミン類の抗酸化作用を高める力もあり、最強の抗酸化物質と言われています。
更に、血行を促進する作用があるため、お肌のターンオーバー機能の正常化にも働き掛けてくれます。
まとめ
活性酸素がお肌にシミを作るメカニズムについてご説明しました。
お肌を若々しく保ちたければ、まずは活性酸素が体内で増えてしまわないよう、生活習慣を見直しましょう。
そして、増え過ぎた活性酸素は、ピクノジェノールなどの抗酸化物質によって除去してあげてください。
そうして活性酸素が生み出すシミを防ぎ、いつまでも美しく若々しい肌を保ちましょう!
2016年4月8日 カテゴリー: ピクノジェノールのパワーについて