活性酸素でがんの発生率が上がる!?

癌を進行させる

近年、美と健康を維持するために無視できないものとして「活性酸素」が注目されています。
美意識の高い人や、健康意識の高い人であれば、活性酸素対策をしている人も少なくありません。

この活性酸素が、日本人の死因第1位である「がん(癌)」の原因のひとつだと言われていることはご存知でしょうか。
更に、活性酸素はがんの進行にも深く関わっています。
ところが、活性酸素はがんの治療にも深く関わっているのです。

活性酸素とがんの深い結び付きについてまとめました。

活性酸素とは?

活性酸素とは、私たちのカラダを酸化させ錆びつかせる物質です。
カラダのあらゆる老化現象の原因と言われ、病気の約9割の発生と悪化に関与しているとも言われています。

本来、活性酸素は、悪い細胞やウイルスなどに攻撃を加え、外敵からカラダを守ってくれるものです。

しかし、体内の活性酸素が増え過ぎると、活性酸素は攻撃対象を求めて、健康な細胞にまで攻撃を加えて破壊するようになるのです。

活性酸素ががんを作るまで

私たちのカラダを構成する細胞は、日々分裂を繰り返して新たな細胞へと生まれ変わります。
この時大切なことは、元の細胞が持つ情報を、新たな細胞へそっくりそのままコピーすることです。
この時、何らかの邪魔が入ると、コピーミスが起こります。そして、元の細胞とは違う遺伝子情報を持った細胞が生まれてしまいます。これが、がんの始まりなのです。

つまり、がんは、細胞が生まれ変わる際の、細胞のコピーミスから生まれる病気なのです。

このコピーミスの原因となる邪魔者のひとつが「活性酸素」なのです。
活性酸素は、正常な塩基の代わりにDNAに結合して、誤った遺伝子情報を新たな細胞に書き換えてしまうのです。

がんと戦う体内のシステム

細胞のコピーミスが一度でも起きるとがんになってしまうのでしょうか?

いいえ、そうではありません。
私たちの体内には、細胞のコピーミスに対処するシステムが備わっています。
細胞のコピーミスが起きた時、コピーミスされた細胞を修復したり排除したりしてくれます。
しかしながら、カラダ自体の免疫が落ちていたり、コピーミスの数が増え過ぎたりすると、体内のシステムでは処理が間に合わず、がんの増殖を増やしてしまいます。

また、この元凶となる活性酸素を除去する抗酸化システムも体内に備わっています。
ですが、こちらも活性酸素が増え過ぎてしまうと、体内のシステムだけでは処理しきれなくなってしまいます。更に、この抗酸化システムは年齢と共に老朽化します。一般的に40歳を過ぎる頃からその働きが落ちていくと言われています。

活性酸素ががんを進行させる

癌と戦う

先程お話ししましたが、本来、活性酸素は、悪い細胞やウイルスなどに攻撃を加え、外敵からカラダを守ってくれるものです。
活性酸素は、悪い細胞であるがん細胞を、カラダにとって有害なものとしてとらえ攻撃します。

抗がん剤の中には、この活性酸素の力を利用して、がん細胞を死滅さえるものが多くあります。放射線ががん細胞を殺す力も、放射線が生み出す活性酸素によるものです。

抗がん剤や放射線によるがん治療の時に副作用が出てしまうのは、がん細胞以外にも活性酸素が影響を与えるためです。それによって健康な細胞も攻撃を受け、カラダは弱ってしまいます。更に、抗がん剤や放射線による治療の後に、新たながんの発生率が高まることが多くの研究で確認されています。

また、活性酸素はカラダの治癒力や免疫力を低下させ、がん細胞の進行を促進し、転移や再発を引き起こしやすくします。カラダの老化を進行させる原因にもなります。

活性酸素は、がんをやっつけてくれます。
しかし、活性酸素が増え過ぎることは、カラダを弱め、がんを進行させたり、転移や再発、新たながんを発生させたりするものでもあります。
がん治療は一長一短であり、自身で選択する必要があります。

それを知ると、抗がん剤や放射線治療以外の面で、不要な活性酸素は出来る限り取り除きたいと思われませんか?

活性酸素から身を守るために

身を守る

まずは、がんなどの病気を引き起こさないために、活性酸素を増やし過ぎないようにする必要があります。
そして、がんなどの病気を引き起こした場合、悪化させないために、不要な活性酸素から身を守る必要があります。
加齢や環境によって増える活性酸素の害から身を守るために、以下のようなことが効果的とされています。

●抗酸化作用のあるものを取る
カラダの抗酸化システムは老朽化します。このシステムだけでは対処しきれない状態も多くあります。食事やサプリメントから抗酸化作用のあるものを取るようにしましょう。

  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • アントシアニン
  • イソフラボン
  • リコピン
  • アスタキサンチン
  • 水素
  • ルテイン
  • ピクノジェノール

この中でも群を抜いて高い抗酸化力を誇るのが「ピクノジェノール」です。
ピクノジェノールは、ビタミンCの340倍、ビタミンEの170倍もの抗酸化力を持ち、更に、このビタミン類の抗酸化作用を高めるチカラもあり、最強の抗酸化物質と言われています。

●タバコ・過度の飲酒を控える
タバコは活性酸素を増やす物質が含まれています。
アルコールを分解する過程で活性酸素が生まれます。飲酒も適度であれば良いのですが、飲み過ぎは健康を損ないます。

●軽めの運動
運動不足は活性酸素を増やす原因です。
ですが、過度な運動も活性酸素を増やす原因となりますので、ウォーキングや水中歩行などの軽い運動がオススメです。

●ストレスを溜め込まない
ストレスを受けると、体内の抗酸化システムが正常に機能しなくなることがあります。更に、ストレスによって一時的に血流が悪くなり、それが戻る過程で活性酸素が生まれやすくなります。

●紫外線や放射線を避ける
紫外線と放射線を浴びると、体内の水分子が活性酸素に変わります。外出時は紫外線対策を行うよう心掛けましょう。

まとめ

美と健康を損なうとして知られる活性酸素が、がんの発生や進行に深く関わっていることが分かりました。
しかし、本来活性酸素はカラダに必要なものです。抗がん剤や放射線治療に活性酸素の力が用いられているように、体内の有害なものを撃退してくれるものなのです。
増え過ぎたがために、悪者となってしまうのです。

そうならないために、私たちが出来ることがあります。
まずは活性酸素を増やし過ぎないこと。
そして増え過ぎたなら取り除いてあげることです。

活性酸素を良いモノにするのも、悪モノにするのも、あなた次第です。
生活習慣を見直し、抗酸化物質を上手に取り入れながら、活性酸素を美と健康を蝕む悪モノにしてしまわないように心掛けましょう。そうすることが、老化や病気の予防に繋がります。

2016年4月12日 カテゴリー: ピクノジェノールのパワーについて

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